音響の仕事

 順次 詳細内容を加えて行きます。


バンド系 ライブ コンサートにおける 技術レベル ランク 
現場で必要な技術は大きく3つに分ける事ができます。 

1、機材の扱い、操作 に関する知識と技術

2、ミキシングにおける 音量のバランス、音質の補正、スピーカーのチューニングなど
     聴覚とこれに結びついた知識と技術

3、機材のトラブル処理、防止に関する知識と技術


当社では
申し出れば希望者には 
3つの各技術を A(プロ・上級)、B(プロ・中級)、C(プロ・初級)、D(アマチュア・初心者)のランクで大別し
それぞれ 100点満点でさらに細かく 現在の技術を把握する事ができます。
これにより 自分の技術が客観的に把握できますので技術向上の指針となります。
上記 1,2,3の順に
例えば 総てが最高の場合
A100、A100、A100 
それ以外は 
B50、C80、D100 や A30、B20、C40 などとなります。


このランクは 具体的な技術評価ですので 
専門学校など出ていなかったりしても 
専門学校卒業程度以上の技術を持っている。
どの程度の仕事が具体的に出来るか 
など計れますので、
アルバイトやフリーで活躍したりする時など 
全国的に通用しますから便利です。 



下記は ランク別の おおまかな参考基準です。
詳細な技術基準は別サイトにあり 求人者側が参照できます。


コンサートは どのような規模においても 大きく分けると

機材を配置する 搬入

マイクをセッテングし 機材の配線を行なう セッテング、配線

機材が正常か、配線は 正しいか確認し スピーカーのチューニングを行なう SP、マイク チェック

各パートの音決め、メイン、モニターの音量、音質を調整し 本番のために行なう リハーサル

本番

機材のコンデションを把握し 配線、機材の片付けを行なう 搬出
 となります。

仕事量が多く 
忙しい順は 搬出→搬入→セッテング、配線→リハーサル→本番 となりますので
この順番で手伝える事も多い事になります。


バンド系 音響の仕事ランク

スポーツや楽器の演奏同様 
音響技術向上には 訓練が必要です。
訓練無しに技術の向上は有り得ませんが 
これを良く理解していないと プロになる事はできません。

どの程度の訓練が必要か分かり易くするため
下表の右側に バンド演奏者の技術、練習量に換算したレベルを表記してあります。
音響の仕事をプロとして志している方は 「17歳以下のアマチュア バンドの
初級〜中級程度の技術」に換算 匹敵する訓練(練習量)
もクリヤーできないようでは困ります 
例えば ギター演奏者が 練習をせずに上手くなる事は無いのは
誰でも理解できますが 
バンド系 ライブ コンサートのオペレーターを目指すにも 
訓練が必要なのを本当に理解している人は少ないのが現状です。
訓練なしには競争が激しい この仕事に勝ち残って行く事はできません。
それ故 演奏家同様に やりがいのある仕事という事もできます。


下表でわかる通り 演奏家に比べ 音響技術者のレベルが
かなり低いのがわかります。 
逆に言いますと 
17歳以下のアマチュア バンドの初級〜中級程度になるまでのギターやドラム演奏者の
練習量に匹敵する 音響の勉強(但し実践的で合理的な)を行なえば 音響プロの初級(アシスタントレベル)
程度の実力が身に付けられる事になります 
初級とは言え プロですので 
大枚を支払ってライブハウスなどに出演しているアマチュアバンドとは待遇が違います。

PAオペレーターの歴史は浅く レベルもまだまだ低いのが現状です 
その一端として 
現場ではよく 演奏家の方で モニターからハウリングを起こしている
周波数を即座に言い当てる人がいる位ですから 
単純なハウリング調整もできないオペレーターは 演奏家から見ると 
プロ・レベルとして未熟とも言えるでしょう。

現場実践   機材の扱い、操作 に関する知識と技術   聴覚に関する知識と技術  機材のトラブル処理、防止に関する知識と技術 日本の
バンド演奏者レベルに換算
D:
初心者編
一般の専門学校 卒業した時 程度の 現場での実践的 技術

コードの巻き方、

マイクスタンドの扱い

など基本的機材の習熟。



初級以前の技量の方は
アマチュア レベル(初心者扱い)となります。
 グライコ 1 oct 以上
±12dB以上の音質聞き分けと
これに準ずる音量バランスの聞き分け
ケーブル

ジャック

コネクター

の診断と修理
17歳以下のアマチュア バンドの
初級〜中級
程度
C:
初級編
 

搬入:
安全、的確に作業ができる。

セッテング、配線:
小規模なPAセット(モニター2台 マイク6本位)なら1人で総て行なえる。
中規模の舞台周りのセッテング、配線がセット図を見て的確にできる。

SP、マイク チェック:
小規模なPAセット(モニター2台 マイク6本位)なら1人で行なえる。

リハーサル:
一通りの手順を把握して進行できる。
適切なモニター音量を把握している。

本番:
16ch 4OUT 程度のミキサーのオペレーターができる。
モニター音量を把握できる。
PFLでゲイン音量差を把握できる。

本番終了まじか:
片づけの下準備、SPの確認ができる。
PFLで不良のマイクがないか確認する。

本番終了、片づけ(バラシ):
片づけの手順を把握している。

片づけ、搬出

 グライコ 1/2〜1 oct
±12dB以内の音質聞き分けと
これに準ずる音量バランスの聞き分け
スピーカー フラムなどの診断と
ユニット交換などの修理 
17歳以下のアマチュア バンドの
中級〜上級程度
B:
中級編

搬入:
貴重品等 運ぶ人に注意でき 安全に作業指示ができる。

セッテング、配線:
中規模以上を 的確に行なえる。

SP、マイク チェック:

DI,コンプレッサーの設定、インサート等の配線を理解している。
初歩例題:コンプレッションレシオを2:1に設定したコンプレッサがスレッシュホールドポイント
以上で作動している場合に入力レベルが6dB増加した時、出力レベルは何dB増加するか?

リハーサル:
時間が短い場合も適切に対処できる。

演奏者からの 要望に対する処理。

楽器 類(Dr・G・B・Key)の知識

本番:
ミキサー操作、各SPの音量の確保、管理ができる。

本番終了まじか:
SPの確認(各SPのドライバーとウーハ―が正常か聞き分ける)ができる。

本番終了、片づけ(バラシ):
片づけの指示が的確にできる。

片づけ、搬出

グラEQで探りながらモニターの音量
(主にハウリング対策)を確保できる。
メインSPのチューニング(音質補正)
も大まかなポイントを把握して行なえる。



グライコ 1/3〜1/2 oct
±6〜12dB以内の音質聞き分けと
これに準ずる音量バランスの聞き分け
ミキサー

パワーアンプ

周辺機器

などの診断と修理
アマチュアの大人バンド
初級〜中級程度
 
A:
上級編

中級編は元より 以下の作業も的確にできる。

周辺機器(コンプ、ゲート、リバーブ、等)、チャン・ディバの配線、設定。

アシスタント、アルバイト等、手伝いへの指示。

セッテング、配線、リハーサル手順

本番終了後の機材チェック(特にSPのコンディションの把握)

グライコ 1/3 oct
±3〜6以内の音質聞き分けと
これに準ずる音量バランスの聞き分け


グラEQでモニター、メインSPの
チューニングが短時間で行なえる。
(ハウリングの周波数を探らず
即座に言い当てられる)
高度な機器内部調整、
修理、改造 技術


電源高周波、インバーター、ループによる各ノイズを理解している。
アマチュアの大人バンド
中級〜上級程度
日本の トップクラス (50人以内位) プロのバンド
初級程度
欧米の トップクラス プロのバンド
中級程度
世界の トップクラス 二流のスタジオ
ミュージュシャン クラス

  


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